趣味の写真を楽しみながらお金に変える方法
こんにちは。satoです。
今回は、趣味の写真を楽しみながらお金に変える方法について書いていきます。
趣味を楽しむだけでお金を稼げる最高の方法がある
あなたは「趣味をお金に変えられたら」「楽しむだけでお金を稼げたら」と考えたことはありませんか?
そんなことができたら最高ですよね。
趣味を楽しんでいるだけでお金が稼げるなんて、夢のようです。
世の中そんなに甘い話はないものですが、それに近いことなら、うまくいけば可能です。
今回は「写真」にフォーカスして、その方法をお伝えします。
さて、その方法とは?
趣味の写真を楽しみながらお金に変える方法は「ストックフォト」
特別な知識も技術も不要で趣味の写真を楽しみながらお金に変える方法、それは「撮影した写真をストックフォトに登録すること」です。
ストックフォトとは?
「ストックフォト」というのは、多種多様な写真を購入することができるサービスのことです。
僕のような仕事(Webデザイン)をしている人間には特に馴染みのあるサービスですね。
もちろん、紙媒体のデザイナーさんや動画クリエイターさんにもお馴染みのサービスだと思います。
ストックフォトで購入された写真は、Webサイトで使用されたり、広告で使用されたり、動画内で使用されたりと様々な使われ方をします。
また、テレビのニュース番組や情報バラエティー番組などでもストックフォトで購入された写真が使われることは多くあります。
テレビのニュース番組や情報バラエティー番組を見ていてイメージ写真の片隅に「アフロ」とか「ゲッティイメージズ」といった文言を見かけたことはありませんか?
「アフロ」や「ゲッティイメージズ」はストックフォトサービスの名前です。
ストックフォトに写真を供給する「コントリビューター」
ストックフォトでは写真を購入できます。
ということは、その写真を撮影している人がいるということです。
もちろん、ストックフォトサービス専属のプロカメラマンもいますが、そうではない人たちもいます。
Adobe Stock をはじめとした多くのストックフォトサービスでは、プロ/アマ問わず写真の提供者(コントリビューター)を常に募集しており、そういった人たちから提供を受けることで、膨大な量の写真を更新し続けているというわけです。
ストックフォトのコントリビューターには誰でもなれる
各ストックフォトのコントリビューターには誰でもなることができます。
第一線で活躍しているプロフェッショナルでも、週末に趣味で写真を楽しんでいるアマチュアでも、同じ条件で写真を提供することができます。
そして、提供した写真が購入されれば、プロもアマも関係なく、同じ料率で報酬を受け取ることができます。
機材の指定もありません。
一眼レフなどの本格的な機材がなくても、スマホで撮影した写真でも大丈夫です。
ただし、あまり画質の悪い写真は審査を通らない可能性が高いので、よい機材を使うに越したことはないと思います。
登録しやすいのは Adobe Stock と PIXTA
登録しやすいのは Adobe Stock と PIXTA です。
アカウント登録に際しては特に審査がなく、アカウント登録後の写真の登録も、さほど審査は厳しくありません。
特にPIXTAは、写真の登録時にNGが出ることがほぼありません。
僕は基本的に、Adobe Stock と PIXTA に同じ写真を登録していきますが、Adobe Stock で NG が出た写真も PIXTA では OK というケースが結構あります。
逆に、PIXTA で NG が出た写真が Adobe Stock で OK だったというケースはほとんどありません(ほんの数枚あることはあります)。
amana images + や アフロ、Imagenavi などは審査が厳しい
逆に、amana images + や アフロ、Imagenavi などは、アカウント登録だけでもかなり審査が厳しい印象です。
実際僕はなかなか審査が通らず、ついにはあきらめてしまいました。
Adobe Stock にコントリビューター登録してみよう!
アカウント登録がしやすく、全世界でダウンロードユーザーも多いであろう Adobe Stock は、かなり魅力的なストックフォトサービスと言えます。
早速 Adobe Stock に登録してみましょう。
公式Webサイトにアクセス
まずはこちら↓にアクセス。
https://contributor.stock.adobe.com/jp
Adobeのアカウントがあれば、そのアカウントでログインするだけでスタートできます。
そうでない場合は、「参加する」をクリックしてアカウントを作成します。
必要な項目を入力
入力する項目は多くありません。
メールアドレス、氏名、任意のパスワード、生年月の4項目だけです。
Adobeのアカウントが必要
Adobe Stock の場合、「Adobe Stock のアカウントを作る」というよりは「Adobe のアカウントを作る」という形になります。 これにより、Adobe が提供する会員ユーザー向けのサービスを利用することができます。 Lightroom や Photoshop といった CreativeCloud 製品を1か月無料で利用できたり、Adobe Stock を1か月無料で利用できたりします。
すべての項目を入力し、「アカウントを作成」ボタンをクリックすると、入力したメールアドレス宛に確認メールが送信されます。
確認メールに記載のURLをクリックして登録完了
受信したメールを確認し、記載されているURLにアクセスしてアカウント作成を完了させましょう。
メールに記載されているURLをクリックすると、Adobeアカウントの利用条件が記されたページにアクセスします。
Adobeアカウント自体は無料で一切料金はかからないのでご安心を。
Adobe CreativeCloud やAdobe Stock でのストックフォト「購入」を1か月を超えて利用する場合には、別途料金が発生します。
「同意して続行」をクリックしましょう。
メールアドレスの確認が完了し、これでアカウントの作成も完了です。
「クリックして続行します」をクリックすると、写真のアップロード画面に遷移します。
Adobe Stock に写真を登録してみよう!
アカウント作成ができたので、早速写真を登録してみましょう。
「アセットをアップロードしてみる」をクリックして、写真のアップロード画面に遷移しましょう。
Adobeでは、写真やイラスト、動画などのクリエイティブに用いる素材のことを総称して「アセット」と呼んでいます。
アップロード画面が表示されたブラウザに写真をドラッグ
登録したい写真をブラウザのウィンドウにドラッグするだけで簡単にアップロードすることができます。
写真にタイトルやタグを設定
アップロードした写真にタイトルやタグを設定します。
設定するタイトルやタグで、その写真が購入されるかどうかが大きく変わってくるので、しっかり考えて設定しましょう。
とはいえ、タイトルもタグもあとから自由に変更はできるので、まずは思いつくものをパッパッと設定していくといいでしょう。
審査に提出
タイトルやタグを設定し終わったら、画面右上にある「1点を審査に提出」をクリックします。
写真の審査提出が完了しました。
数日待つと、採用or不採用の連絡がメールで届きます。
タイトルとタグは超重要
写真に設定するタイトルとタグは非常に重要です。
設定のコツは、「イメージを言語化する」ことです。
例えば、この写真にあなたならどんなタイトルやタグを付けますか?
タイトルは「青空」とか「青い空と白い雲」とか「空と木々」とかでしょうか?
タグは、「空」「青」「雲」「白」「木」「森」「緑」とかでしょうか?
大切なのは「イメージの言語化」
もちろんそういった具体的なワードも大切なんですが、もっと大切なのは「イメージの言語化」です。
この写真から感じ取れるイメージを言葉にすることです。
「爽やか」「澄み渡る」「清々しい」「清涼感」「夏」「夏休み」「思い出」「ワクワク」といったように、イメージを膨らませてそれを言葉にします。
デザイナーは制作時、こういったイメージワードで写真を検索することが多くあります。
例えば、「『子供向けの夏休みイベントの告知ページ』を作る」といった場合、「夏休み」とか「夏」といったイメージワードで検索するといった具合です。
また、クライアントからの要望で「爽やかなイメージで」とか「夏休みのワクワク感を」等があれば、それらの抽象的なイメージワードで検索して探っていくということをしたりします。
一般的な感覚とかけ離れるとNG
写真から感じ取るイメージを言語化することが大切なんですが、このとき、イメージを膨らませすぎて連想ゲームのようになってしまうと、最終的には元々のイメージからかけ離れてしまう危険があります。
そうなってしまうとせっかくの写真が適切に検索されず、売上に貢献しない無駄なタグになってしまいますので、客観的な視点で冷静なタグづけをおこないましょう。
どれくらい売れるかはあなた次第
さて、ストックフォトに登録した写真はどれくらい売れるのか?
これはもう、「あなた次第」という他ありません。
が、基本的には「たくさんの写真を登録するほど売り上げは上がる」と考えて間違いないと思います。
とにかくたくさんの写真を登録していく中で、「よくわからないけど売れる」写真がちらほら出始めると思います。
そうして「数撃ちゃ当たる」作戦を展開していくのが、ストックフォト売り上げアップのひとつの方法です。
「売れる写真」を狙い撃ちするのは難しい
一般的に「人物写真はよく売れる」と言われますが、もちろん人物ならどんなものでもいいわけではありませんし、生物や自然、建築などの写真でも、売れないということはありません。
実際僕の経験上、非常にありきたりな、おそらく似たような写真がいくらでもあると思われるような写真でも、結構売れていたりします。
桜の花だったり、木々から漏れる木漏れ日だったりと、似たような写真がいくらでもあるような写真です。
似たような写真でも、用途によって、どんな構図で使いたいか、写真にどんな要素を被せて使いたいか等、微妙に写真を選ぶ条件が違ってきたりもするので、たまたま僕の写真を必要としてくれる人がいた、ということでしょう。
直近12週間(3か月)の売り上げ(報酬額)
ちなみにですが、僕の直近12週間(3か月)の売り上げ(報酬額)は2,266円です。
3か月で2,266円なので、まぁ全然大したことのない金額なんですが、写真を登録しておくだけで、メンテナンス等のコストもゼロで、本当に何もしなくてもお金が入ってくると考えたら、悪くはないんじゃないでしょうか。
そして、何年か前に登録した写真が今も売れ続けていることを考えると、今後もどんどん写真を蓄積していくことで、長期的にはもっと多くの報酬を得ることができるようになる可能性は結構高いと思っています。
【Adobe Stock】写真の採用/不採用
Adobe Stock の審査はあまり厳しくないので、提出した写真はだいたいの場合採用になりますが、ときどき不採用になることもあり、「これダメなの? どこが?」となることもあります。
不採用の理由については、例えば「著作権や肖像権を侵害している」といったわかりやすい理由の場合もあれば、「品質と技術的な問題」という曖昧でわかりづらい理由の場合もあります。
ノイズの多い写真や、手ブレ・被写体ブレしている写真は、基本的に不採用になります。
写真の不採用について詳しくは下記 Adobe の公式ページをご参照ください。
【Adobe Stock】報酬の受け取りは PayPal か Skrill
他のアフィリエイト等と違い、Adobe Stock で写真が売れた際の報酬の受け取り方法は PayPal か Skrill どちらかの決済サービスになります。
この点はちょっと残念ですね。
PayPal はお馴染みですが、Skrill というのは聞いたことがありません。
Skrill は日本でも一時期利用できた時期があり、オンラインカジノの決済等に利用されたようですが、現在(2022年6月)Skrill はすでに日本から撤退しており、利用することができません。
報酬をどちらのサービスで受け取るかは受け取りの際に選ぶことができますが、日本では PayPal 一択になるでしょう。
複数のストックフォトサービスに登録して売り上げアップ
せっかくストックフォトサービスに登録するのであれば、複数のサービスに登録して売れる確率を上げ、売り上げアップを狙っていきましょう。
登録の手間は増えますが、タイトルやタグはコピペで対応できるケースも多いと思いますので、それほど大変ではないと思います。
なぜ、複数のストックフォトサービスに登録する方がいいのか?
その理由は下記の2点です。
- 登録できる写真が違う
- 利用するユーザーが違う
登録できる写真が違う
先ほど、「Adobe Stock で NG が出た写真も PIXTA では OK」や、逆に「PIXTA で NG が出た写真が Adobe Stock で OK」というケースがあると書きました。
つまり、写真を買う側にしてみると、「Adobe Stock になかった写真が PIXTA にはある」や、逆に「PIXTA になかった写真が Adobe Stock にはある」といったケースがあるということです。
我々デザイナーは、写真素材を探すとき、1サービスだけで探すということは基本的にしません。
2〜3サービスほど「ここらへんを押さえておけばOK」というサービスがあり、それらをバァーッと見ていくといった探し方をします。
まずは Adobe Stock を探して、ピンとくるものがなければ imagenavi を探し、それでもなければ PIXTA で探して、一番しっくりくる写真を買う、といった感じです。
もちろん、1サービスめでドンピシャのものが見つかればそれを買いますし、時間がなければ最も信頼する1サービスだけ探して決めてしまう場合もあります。
が、基本的には複数サービスを横断して利用します。
よって、そういった買い方に対応できるよう、複数のサービスに登録しておくことが重要というわけです。
利用するユーザーが違う
先述したように、我々デザイナーはそれぞれ、いくつかのストックフォトサービスをお気に入りとして持っています。
僕の場合は、Adobe Stock、imagenavi、gettyimages あたりがそうですが、このラインナップは人によって違います。
例えば Adobe Stock を候補に入れていない人もいるかもしれませんし、shutterstock や 123RF といったサービスを候補に入れている人もいるでしょう。
それは例えば料金形態であったり、写真のラインナップといった面で、各々自分に適したサービスを候補に入れているからです。
あるいは、案件の特性によって利用するサービスを変える人もいると思います。
そういった点を踏まえて、より多くの人の目に触れるようにすることで、売り上げアップを狙うことができます。
趣味を「仕事にせずに」「趣味のまま」お金を稼ぐ
「趣味を仕事にすることの是非」というのが話題にのぼることがありますね。
「趣味を仕事にする」ことについては、往々にして肯定派と否定派に分かれて意見が述べられます。
かたや「趣味で稼げるなら最高」と言い、かたや「趣味が仕事になると楽しくない」というわけです。
どちらの言い分も一理あると思います。
これについては正解などなく、「人による」としか言いようがない、ということでしょう。
趣味を仕事にすることのデメリット
本来趣味は楽しいものですが、趣味が仕事になってしまうと途端に楽しくなくなってしまうケースがあります。
例えば、絵や音楽、スポーツなど何にしてもそうですが、趣味であれば自分の好き勝手にやってOKで、誰にダメ出しをされるものでもありません。
ですが、これが仕事になってしまうと、「売れなければいけない」「勝たなければいけない」等といった制約が生まれ、やりたいことがやれなかったり、やりたくないこともやらなければいけなくなります。
楽しかったはずの趣味が楽しくなくなってしまう。
それが、「趣味を仕事にする」ことのデメリットと言えるでしょう。
趣味を仕事にすることのメリット
逆に、「趣味を仕事にする」ことのメリットは、もちろん「好きなことをやっているだけでお金をもらえる」ということです。
これは、先述した「趣味を仕事にしてしまったせいで発生しうるデメリット」が発生しないのが前提ということになります。
「何をやってもうまくいく」「誰にもダメ出しされない」「何にも制約を受けない」。
そんな恵まれた環境にいる人であれば、「趣味を仕事にする」のは楽しくて仕方ないことでしょう。
あるいは、「好きなことを仕事にできてるんだからそんなことはデメリットと感じない」という人も中にはいるかもしれません。
趣味を仕事にすると楽しくないのは「制約」が生まれるから
趣味を仕事にすると楽しくなくなってしまうのは、「制約」が生まれるからです。
「やりたいことがやれない」「やりたくないことをやらなければいけない」といった制約です。
ストックフォトは基本的に制約なし
今回紹介しているストックフォトは、撮りたい写真を撮って登録するだけのもので、誰に何を言われるわけでもありません。
もちろん、法令や条例に反するものであったり、公序良俗に反するものだったり、Adobeが「相応しくない」と判断すればその写真は登録することができませんが、そうでない限りは、撮りたい写真を撮りたいように撮って登録するだけです。
そのかわり、売れるか売れないかはわかりません。
決まった収入を得られる保証などひとつもありません。
ノーリスク・ローリターンといったところですね。
ストックフォトで趣味の写真を楽しみながら副収入
ストックフォトは趣味の範囲で楽しむ分にはノーリスクです。
「もっと売り上げを」と考えて、普段撮らないようなものを撮ったり、普段行かないような場所に行くようになると、ちょっとした労力が発生し始めますが、それも楽しめるようであれば素敵なことだと思います。
さて、今回は、趣味の写真を楽しみながらお金に変える方法について書いてみました。
いかがだったでしょうか?
読んでくださったあなたの参考に少しでもなれば嬉しいです。
それではまた次回。