OLYMPUS OM-D E-M1 が Canon EOS R6 より圧倒的に優れている2つの機能

こんにちは。satoです。
今回は、OLYMPUS OM-D E-M1 が Canon EOS R6 より圧倒的に優れている2つの機能という話をしようと思います。

9年前発売のマイクロフォーサーズ機が最新のフルサイズ機より圧倒的に優れている機能とは!?

OLYMPUS OM-D E-M1 が発売されたのは2013年10月11日。
僕が OM-D E-M1 を購入したのは2014年8月9日です。

僕はそれ以降、2020年9月11日に Canon EOS R6 を手に入れるまで6年間愛用してきました。
今となっては出番はすっかり EOS R6 に奪われてしまいましたが、時々このブログ用の物撮りなどで OM-D E-M1 はまだ活躍してくれています。

そんな、言ってみれば「旧世代」のデジタルカメラである OM-D E-M1 が、最新式のデジタルカメラである EOS R6 より圧倒的に優れている機能が2つあると僕は思っています。

OM-D E-M1 はマイクロフォーサーズ機で EOS R6 はフルサイズ機だから、もちろん OM-D E-M1 のほうが小さくて軽いというアドバンテージはあるんですが、今回僕が言おうとしてるのはそういうことではありません。
機能についての話です。

OLYMPUS OM-D E-M1 が Canon EOS R6 より圧倒的に優れている2つの機能

OLYMPUS OM-D E-M1 が Canon EOS R6 より圧倒的に優れている2つの機能。
それは、この2つの機能です。

  • 水平器が水平撮影時と俯瞰撮影時で瞬時に切り替わる
  • 撮影写真再生時の縦横がカメラの縦横に合わせて瞬時に切り替わる

水平器が水平撮影時と俯瞰撮影時で瞬時に切り替わる

OLYMPUS OM-D E-M1 の水平器

まずはこちらの写真を見てください。
OM-D E-M1 を普通に水平に構えたときの水平器です。
カメラの縦横はどちらでも関係ありません。

そしてこちらが、E-M1 を真下に向けて構えたとき(俯瞰撮影)の水平器です。

写真ではわかりづらいかもしれないんですが、カメラを水平/俯瞰どちらの状態で構えたときでも、水平器の縦軸/横軸がしっかりと傾きを計測してくれています。
カメラの角度を感知して、瞬時に水平器の振る舞いを最適化してくれているのです。

Canon EOS R6 の水平器

次にこちらの写真を見てください。
EOS R6 を普通に水平に構えたときの水平器です。

そしてこちらが、EOS R6 を真下に向けて構えたとき(俯瞰撮影)の水平器です。

EOS R6の水平器は、カメラを真下に向けて構えたとき、縦軸が完全に機能を失っています。
横軸も変に敏感で、ほんの少しカメラを動かしただけでくるくると回ってしまうような状態。

僕はカメラ内蔵の水平器を普段から結構使っていて、俯瞰で撮影する機会があるたびに「EOS R6 の水平器は残念だなぁ」と思っています。。。

撮影写真再生時の縦横がカメラの縦横に合わせて瞬時に切り替わる

OLYMPUS OM-D E-M1 の再生画面

カメラ横位置

こちらの写真を見てください。
OM-D E-M1 で撮った写真を、カメラを横位置に構えた状態で再生しているものです。

横位置の写真
縦位置の写真

カメラ縦位置

そしてそのままカメラを縦位置に持ち替えた状態がこちら。

横位置の写真
縦位置の写真

カメラの回転を感知して再生写真も回転してくれています。
この機能のおかげで、横位置の写真は横位置にしたディスプレイで、縦位置の写真は縦位置にしたディスプレイで快適に再生することができます。

EOS R6 も、横位置の写真を横位置のディスプレイで、縦位置の写真を縦位置のディスプレイで見るだけなら設定の「縦位置画像回転表示」をオフにしてあげればできますが、それだとちょっとした困りごとが発生する場合があって、それは後述します。
一旦それは置いておいて、

Canon EOS R6 の再生画面(「縦位置画像回転表示」オン)

こちらは EOS R6 で撮った写真を「縦位置画像回転表示」をオンにした状態で再生しているものです。

カメラ横位置

横位置の写真
縦位置の写真

カメラ縦位置

そしてそのままカメラを縦位置に持ち替えた状態がこちら。

横位置の写真
縦位置の写真

横位置の写真も縦位置の写真もカメラを横位置に構えた状態で確認するしかありません。
でも、縦位置で撮った写真は縦画面で大きく再生して確認したいですよね。

Canon EOS R6 の再生画面(「縦位置画像回転表示」オフ)

そこで、「縦位置画像回転表示」をオフにする。
そうすると、再生はこうなります。

カメラ横位置

横位置の写真は横位置のディスプレイに、縦位置の写真は縦位置のディスプレイに、それぞれ最適化して表示されます。

横位置の写真
縦位置の写真

カメラ縦位置

横位置の写真
縦位置の写真

横位置の写真はカメラを横にして横位置のディスプレイで、縦位置の写真はカメラを縦にして縦位置のディスプレイで確認できて、一見問題ないように見えます。
が、ここで先ほど触れた「ちょっとした困りごと」というのが発生する場合があるのです。
それがどういう困りごとかというと、

意図せず縦横が変わってしまっている写真に気付けない

ということです。
つまり、「横で撮ったつもりなのに縦になっちゃってた」「縦で撮ったつもりなのに横になっちゃってた」というのに気付けないということ。
俯瞰で撮影しているときに起こりがちです。

それでもパソコンに取り込んで確認したときに気づくのでそのときに直せばいいんですが、撮って確認した時点で気づくことができれば、その場で「静止画の回転」の機能を使って直せて手っ取り早いですよね。

「縦位置画像回転表示」オンで、今撮った写真が縦位置になってるか横位置になってるかは瞬時に確認できて、かつ、縦位置の写真はカメラを縦に倒したら縦位置のディスプレイいっぱいに表示してくれると嬉しいんですが。。。

かゆいところに手が届く OLYMPUS OM-D E-M1 の2つの機能

ちょっとしたことといえばちょっとしたことなんですが、僕としては結構気になる部分です。
こういう、細かな UX の違いが、実は意外と重要だったりするんじゃないかな、と思っています。
この部分、最新の OM-1 にも受け継がれているでしょうか?
そして、Nikon や Sony のカメラはどうなってるんでしょう?
機会があったら試してみたいと思います。

というわけで今回は、OLYMPUS OM-D E-M1 が Canon EOS R6 より圧倒的に優れている2つの機能について書いてみました。
いかがだったでしょうか?
読んでくださったあなたの参考に少しでもなれば嬉しいです。
それではまた次回。

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